札めくりの数上下予想で金品を集めるゲーム
金庫破りのジギ


- 作者 :
- Heinz Meister
- イラスト :
- Thies Schwarz
『金庫破りのジギ』は、山札から現れる金品の価値が、サイコロ指示の金庫にある金品の価値よりも「大きくなる」か「小さくなる」かを当てて金品を集めつつ、全没収の危険を察知して隠すタイミングを計り、金品をより多く集めるゲームです。

物語
人々が寝静まった夜遅く、金庫破り名人のジギと一緒に街をめぐっています。
あちこちの金庫に、たくさんの宝石や金貨、札束が眠っています。
とても開けずにはいられませんが、もし金庫の暗証番号を間違えば、警察に捕まり、集めた金品を返すことになります。
史上最高の大泥棒を目指しましょう!
ゲーム内容
1人ずつ代わりばんこに、色サイコロを振り、示された色の金庫の手前にあるカードの金品価値(数値)を確認した上で、山札からめくるカードの金品価値がそれよりも「大きくなる」か「小さくなる」かを予想して当てることで、その「元々あった」金品カードを〈枚数得点〉として集めていきます。
カードの値は1~52まで1枚ずつ、です。 1や52に近いものほど予想しやすいわけですが、隙間を突いた意外な値がめくられることもあるでしょう。
もし予想が外れてしまうと、めくったカードが今回の金庫の獲得金品として蓄積されていきます。 以降、もしこの金庫の予想が当たった場合には、これらの蓄積されたカードをすべて獲得できる「おいしい」場所となるわけです。
そのようなたくさん蓄積された金庫があるなら、ぜひそこを狙いたいものの、狙える金庫は色サイコロの指示によって決まります。 いろいろな金庫にチャレンジさせられることで「おいしい」場所が移り変わっていきます。
全没収ペナルティと「隠す」
さらに、予想を当てて手元に獲得していく金品カードは、そのままでは予想を外したときに全没収される、という恐しいペナルティが待っています。 しかも、その没収されたカード束は、その金庫に蓄積されます。
これを回避するために、それまで獲得した金品カード束を、各自が持つ袋コマの下に入れることで「安全に隠す」ことができます。 ただし、もしこれをするなら、自分の番で予想と獲得を放棄して「その代わりに」行なわなければなりません。
目の前に、金品が溜まった「おいしい金庫」があったとしたら、はたしてそれを見逃してでも「隠す」でしょうか…?
ゲームの終わり
こうしてゲームを続けていき、山札が尽きたらゲーム終了。獲得したカード枚数がいちばん多い人が勝ちです。
ここがおすすめ
シンプルなルールに、予想に挑戦するかどうかの駆け引きと、絶妙な予想外の数値の登場で盛り上がる運の楽しさが詰まったゲームです。 だいたい8割くらいは当てられるものの、ときどき予想を覆すものが出て、さらにそれが他全員のごほうびになりえるため、かなり盛り上がります。
子供と一緒に遊ぶボードゲームのブランドとして最高のメーカーであるドイツのHABA社の2011年の名作です。 永らく絶版状態でしたが、すごろくやの名作ゲーム復刻プロジェクト「HABA名作ゲーム復刻シリーズ」の第3弾として復刻しました。
手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとして超おすすめです。
店内でサンプルをご覧いただけます。
製品情報
- メーカー・販売元 :
- 株式会社すごろくや
- 発行年 :
- 2020年6月(初版2011年)
- ライセンス元 :
- HABA (ハバ, ドイツ)
- 箱サイズ :
- 108 × 141 × 26 mm
- 内容物 :
- 色のサイコロ 1個, 泥棒袋のコマ 5個, カード 56枚, 説明書(日英独) 1冊
- 製造国 :
- 日本、ドイツ(木製部品)
- JANコード :
- 4571345800632